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超音波センサーの設置説明

ご使用にあたっての注意事項

超音波センサーはどのような向きでも使用可能です。埃やインクの飛び散りなどでは性能に影響は受けませんが、センサー部が極端に汚れるような環境では性能が低下する場合もございます
平らで均一な表面を持った対象物であれば、垂直から ± 3°の傾きを許容します。しかしながら、表面がデコボコであったり荒れている場合は、より多くの傾きも許容します。
液体や固形物は問題なく検知できますが、コットンやウール、柔らかい泡状のモノなど、音波を吸収するようなモノは検知エリアが短くなる場合もあります。

設置間隔及び同期

.二つ又はそれ以上のセンサーが近すぎて設置されている場合、お互いに影響を与えてしまいます。これを避けるために、設置間隔を十分に大きく、又は複数のセンサーはお互いに同期する必要があります。次の表は同期されていないセンサー間の最小設置距離を記載しております。

Operating range
0.07 m ≥ 0.25 m ≥ 1.10 m
0.15 m ≥ 0.25 m ≥ 1.30 m
0.24 m ≥ 0.25 m ≥ 1.40 m
0.25 m ≥ 0.35 m ≥ 2.50 m
0.35 m ≥ 0.40 m ≥ 2.50 m
0.7 m ≥ 0.70 m ≥ 4.00 m
1.0 m ≥ 0.70 m ≥ 4.00 m
1.3 m ≥ 1.10 m ≥ 8.00 m
3.4 m ≥ 2.00 m ≥ 18.00 m
6.0 m ≥ 4.00 m ≥ 30.00 m

設置距離は標準値としてご覧下さい。対象物が角度を付けて配置された場合、音波は近接したセンサーに"反射"されてしまいます。最小設置距離は試験を経てご決定下さい。

一部のセンサーはお互いに同期することができますので、表中に記載された最小設置距離より近づけて設置できます。弊社の様々なセンサーの詳細をご覧下さい。

表で指定された値以下の距離で複数のセンサーが設置された場合、超音波センサーはお互いに同期される必要があります。これは複数のセンサーが常時かつ同時に測定を実行することを意味しております。

Synchronisation using pin 5

多くのマイクロソニック社のセンサーは、デバイスのコネクタ5番ピンに接続するだけで機能し、同期して動作します。他のセンサーは外部クロック信号が必要です。

音波の反射を利用

音波ビームは堅い壁を減衰することなく反射します。下のイラストのように90°反射させて使用することも可能です。取り付けスペースが無いようなアプリケーションではこの特性を生かした設置が出来ます。

精度

音波の伝わるスピードは雰囲気温度によって変わります。ですので、マイクロソニック社のセンサーは温度補正機能を持っております(一部モデルを除く)。

 マイクロソニック社の測距センサーの繰り返し精度は ±0.15%以内です。

マイクロソニック社の測距センサーは4バールの圧力下でも使用可能です。

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